日本人の水虫患者総数は約2,500万人、5人に1人が水虫にかかっていると言われています。
水虫は「表在性皮膚真菌症」の一種で、狭い意味で足白癬、いわゆる足にできる水虫のことを指します。広い意味では足以外の場所にできる水虫も含みます。
真菌は地球上のあらゆるところで生きており、私たちの身近な生活にもかかわっています。近年真菌による病気が増加しており、これらの予防・治療の対策が問題となっています。
治療をしていない水虫の患者様からは、常に水虫菌を含んだ角層細胞が垢となってバラ撒かれていいます。このため同居している家族の中に1人でも水虫の人がいると、せっかく治療しても家中にバラ撒かれた菌でまた感染してしまいます。これが再感染です。
そのため、家族ぐるみで治療・予防することが大切です。ぜひお気軽にご相談下さい。
水虫の治療
水虫の治療には、菌の増殖を抑える飲み薬や塗り薬を使用します。
症状が治まったからといって薬の使用はやめず、しばらく続けることで、水虫の再発を抑えることができるようになります。
日常生活での注意点
日常生活の中で大切なことは、該当する部分を常に清潔に保つよう心掛けることです。
例えば、長時間靴を履き続けた後の足は、汗や分泌物で思った以上に汚れてしまいます。
靴下を履く際には、できるだけ通気性のよい素材にしたり、室内ではスリッパ履きにするなど、足を乾燥した状態に保つようにしてください。
帰宅後はすぐに靴下を脱いで、足をきれいにして清潔にしましょう。
また、ご家族で水虫に感染している方がいる場合は、共有している足拭きマットをこまめに洗濯したり、乾燥を心がけましょう。